パーフルオロアルキル基 / ペンタフルオロスルファニル基導入反応の開発と機能創製

平野 圭一
(東京大学 大学院薬学系研究科 助教)

2016年9月1日木曜日

論文発表

せっかく初めての投稿をしたばかりなので、最近の研究成果を報告させていただきます。
ベンゼン環に水酸基が結合したフェノール類やアミノ基が結合したアニリン類は医薬品や生理活性物質によく見られる構造であり、これらの簡便かつ効率的な合成法の開発はくすりの効率的な合成・探索を可能にします。
最近私たちは、銅アート型塩基と適切な酸化剤を組み合わせることにより、ベンゼン類を直接的にフェノールやアニリンに変換する方法を開発しました。

http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jacs.6b03855

また、この方法には国際科学技術財団研究助成テーマの根幹をなす技術が盛り込まれております。この研究成果をもとに、助成テーマにも邁進していきます!


やさしい科学技術セミナー

すっかり時間が経ってしまいましたが、初投稿です。
8月22日に「くすりと有機合成化学」というタイトルで簡単な講義と実験を組み合わせたセミナーを開催しました。
当日はあいにくの台風だったのですが、栃木県日光市から元気な中学生21名が参加してくださいました。
実験では創薬によく用いられる「鈴木−宮浦クロスカップリング反応」を行いました。反応が成功し、蛍光色が見られた時には中学生たちも興奮してくれました。彼らにとってサイエンスが身近なものに感じられ、一層興味を深めるお手伝いができていれば嬉しいです。
中原さん、小倉さん、準備から当日のサポートまで大変お世話になりました!心より御礼申し上げます。